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BAによるクラフトブルワーの定義改訂 2

前回アメリカのブルワーズアソシエーション(以下、BA)が2014年3月に発表した「クラフトブルワリーの定義改訂」についてお話しました。 このコラムでは以前の定義と比較し、今回どのような点が変わったのかをご紹介したいと思います。 何を以て「クラフトビール」もしくは「クラフトブルワー」とするかは意見の分かれるところですが、アメリカ最大のグループであるBAの定義を知っておくのは損ではないと思います。

さて、以前の定義は以下のようになっていました。
1)Small: Annual production of 6 million barrels of beer or less (approximately 3 percent of U.S. annual sales). Beer production is attributed to the rules of alternating proprietorships.
2)Independent: Less than 25% of the craft brewery is owned or controlled (or equivalent economic interest) by an alcoholic beverage industry member who is not themselves a craft brewer.
3)Traditional: A brewer who has either an all malt flagship (the beer which represents the greatest volume among that brewers brands) or has at least 50% of its volume in either all malt beers or in beers which use adjuncts to enhance rather than lighten flavor.

今回の改定では1と2の項目はそのまま引き継がれています。BAは2020年までにクラフトビールがビール全体のシェアの20%にまで伸ばすと宣言していて、恐らくそれまでに1の条項も一定程度変更されるでしょう。最早小規模とは呼べない存在も出てくるからです。 ただ、今のところは年間生産量600万バレルという数字に妥当性がある、としています。
3については今回大きな変化が見られます。新しい項目は以下です。

Traditional  A brewer that has a majority of its total beverage alcohol volume in beers whose flavor derives from traditional or innovative brewing ingredients and their fermentation. Flavored malt beverages (FMBs) are not considered beers.

やや曖昧な表現ではありますが、新しい定義では”traditional or innovative brewing ingredients(伝統的、もしくはイノベーティブな原材料)”で出来たビールが生産するアルコールの大部分であること、とされています。 以前は”adjuncts to enhance rather than lighten flavor(フレーバーを軽くするというよりも、良くする副原料)”を使ったものであれば認められていました。暗に大手ラガーに使われる「米・コーン」の使用を認めていなかった文言です。 しかしながら、ブルワーの考え方も時代と共に変化し、米やコーン、その他の風味を軽くすると思われていた原材料を使用しても、”より良いビールを作る事が出来る”と発想が少しずつ変わってきました。それ故、表現が今回のように変わっています。 スパイスエールやベジタブルエール(たとえばパンプキンエール)もそうですし、セッションエールなど軽くて人気のあるビールも増えました。以前では考えられなかったスタイルのビールが数多く登場し、定義が時代に即したもので無くなったということです。 技術研究は日進月歩で、これからもどんどんこのような変化が出てくると思われます。
以前の定義では”麦芽100%のビール、もしくは認められた副原料を使用したビールが全生産量の最低50%以上でフラッグシップとなるもの”と言う文言がありましたが、これは削除されています。昨年までにアメリカ国内には2800軒ほど醸造所があり、現在も増え続けています。恐らく今年中に3000軒を超えるでしょう。 前回お話した通り、BAという存在は小規模な生産者を後押しする意味合いも大きく、上述の条件のビールを作らない醸造所もクラフトとカウントして支援していく為に今回このような表現になったと思われます。
さて、”Flavored malt beverages (FMBs) are not considered beers.”という一文が最後に付け加えられています。直訳すれば、「FMBはビールと看做されない」となります。 この点も非常に大事ですが、まずはFlavored malt beverages (FMBs)については次回詳しくお話したい思います。

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