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ビールのグラスについて 3

歴史と共に振り返るグラスの話と現状について

次は「専用グラスの選定基準」についてです。

まずは写真をご覧下さい。シントベルナルデュスのグラスですが、随分と形が違います。一つは少しすぼまり、一つは広がったままです。 この差異は香味に大きな影響を与えると思いますが、両方とも間違いなく専用グラスです。このようにベルギービールでは専用グラスの形状が変化することが多々あります。
醸造所がグラスを用意する際、当然ある程度の量を一度に確保します。ある程度の「基本機能」と醸造所の求める「方向性」が一致すれば安い方が良いので、その時安く手に入るグラスにロゴをプリントして作っていると聞いたことがあります。 ビールのレシピをグラスに合わせて変化させることはないでしょうから、シントベルナルデュスの例で分かる通り、「専用グラスだからと言って、そのビールに対して唯一無二の最高のパフォーマンスを発揮するわけではない」ということです。
身も蓋もない話ですが、現代社会において経済性は無視出来ません。前回お話したようにグラスは「機能性」から「視認性」に移行したり、逆も行われます。また、その中間でブレたりもするのです。そして、その理由の多くは味や香りではない。
誤解しないで頂きたいのは、「専用グラスは不要」だと言っているわけではないということです。「背後にある物語」を飲むことも大事ですし、装飾的なグラスも非常に良いです。 しかしながら、「ベルギービールは必ず専用グラスで飲むべき」とも思いません。「然るべき形状のもので飲むべき」と考えますので、「敢えて専用グラスを使わない方が良い」とする場合もあるということです。

「グラスの共通化とその反動」についてです。
歴史は必ず繰り返すもので、どちらかに寄れば次は逆に振れてくるようです。前回、前々回お話した通り、ベルギービールのグラスは豊かな多様性を持っています。 しかし、多様になり過ぎた為に逆の動きも出て来ています。言ってみれば、「機能的で、高い汎用性」の追求です。
現在ベルギービールは生産量の60%を輸出しており、最大の消費国はアメリカです。アメリカのベルギービールシーン、クラフトビールシーンは近年大変な盛り上がりを見せています。 (近いうちにアメリカ市場におけるベルギービールについても書いてみたいと思います。) 多くのバーやビアパブでは「シェイカーパイント」 と呼ばれるグラスが一般的に使われています。一度はご覧になったことがあると思います。
安くて丈夫でプリントもし易く、1980年代にホームブルワーたちによって広がったと言われます。スタイルや銘柄は区別せず、基本的には何でも シェイカーパイントに注ぐそうです。ビックリする程「合理的」です。
短い動画なのでご覧頂きたいのですが、アメリカのロシアンリバーブルーイングの方がグラスについて語っています。(因みに、この醸造所は非常に評価の高いランビックタイプのビールを作っています。)  要旨を申し上げれば、「シェイカーパイントは一番普及したグラスだけれども、何でもシェイカーパイントで飲めば良いというものではない。適したグラスを選びましょう。」ということです。 「合理化」し過ぎたので、その反動が出てきたと言って良いでしょう。
30年前にシェイカーパイントはアメリカ人によってアメリカ中に広まりましたが、近年自らそれを反省し変えようとしています。アメリカのビールシーンはそれほどダイナミックでエネルギーに溢れています。
参考動画