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ビールのグラスについて 2

歴史と共に振り返るグラスの話と現状について

前項から引き続き述べていきます。次は「技術革新と大量供給」についてです。
ヨーロッパには歴史の長い芸術的なガラス製品を作る工房がたくさんあります。 ラリック、バカラ、ロブマイヤーなども有名ですが、ベルギー王室御用達のヴァル サン ランベール(1826年創業)も忘れてはなりません。 とても素敵なグラスなので、気になる方は調べてみて下さい。先に挙げたガラスメーカーは「職人による手吹きのクリスタル」メーカーで意匠に凝った素晴らしい作品ばかりですが、超がつくほど高級品です。 一般庶民が日常で使えるようなものではありません。
産業革命後、飛躍的に生産性が向上し、ガラス製造、グラス製造も大量に出来るようになりました。「機械吹き」という技術のおかげで、グラスが安く手に入るようになりました。 また、ガラス瓶も瓶口や瓶型が安定したので王冠やスイングトップ、ラベル貼りも簡単かつ精度高く行うことが出来るようになりました。 こういう流れの中でビールの生産量も上がり、資本主義経済の下「大量生産・大量消費」の嗜好品として安価で流通するようになります。こうしてビールをグラスで飲むのが一般的になったと考えられます。

前回お話した「印付けて区別すること」と「色が見えること」が「安価」で実現し「基本機能」を担保して「広告」(ノベルティグッズの一つ)という要素が付加されたものが「現代的な意味での専用グラス」と言えます。 上記4点が担保されれば、あとは同業他社と差別化するしかありません。その後「機能性」を突き詰めるのか、「視認性」など他の要素を突き詰めるのかに話は移っていきます。
20世紀中頃、アメリカは大量消費時代の真っ只中でした。耐熱ガラス食器メーカーで有名なアンカーホッキング社は「FIREKING」というブランドで通称「アドマグ」という広告付きマグカップを大量に販売しました。 このマグカップが「区別・色味・安価・基本機能」を担保し超えた、次の時代のグラスの象徴に思えて仕方ないのです。

次は「機能性と視認性」についてです。
前回お話した通り、「印を付けて区別すること」と「色が見えること」が「安価」で実現し「基本機能」を担保して「広告」(ノベルティグッズの一つ)という要素が付加されたものが「現代的な意味での専用グラス」と言えます。
機能性を高めた例としてはやはり「デュベル」を挙げねばならないでしょう。瓶の容量に対して圧倒的に大きく、注ぎきってもグラス内部に空間が残り、上に向かってすぼまっていく香味を楽しみ易いデザイン(形状)は素晴らしいです。 また、憎い演出としてグラスの底にレーザーエッチングでざらざらした部分を作りそこから泡がきれいに上がってくるようになっています。 デュベルのグラスをお持ちの方は確認してみて下さい。細かな泡が筋となって上に上っていく様は大変美しいと思います。
視認性という意味では、ルートボックやパウエルクワックが挙げられるでしょう。実際に鐙の上で飲めるのか実験したことはありませんが、面白いエピソードが加えられています。 各々のビールに付随する物語から特殊な形状のグラスが生み出され、「専用グラス」は多様性を極めることとなります。
「大量生産」が可能となり安価でグラスは手に入るようになりました。その品質も向上し「基本機能」が言うまでもない前提となれば、「シンプルで機能的」な方向と「複雑で装飾的」なものと二極化していきます。 デュベルとクワックが良い例です。今後も面白い形のグラスがきっと登場するでしょう。それはそれで楽しみです。
味や風味をより引き立てる「機能的な」グラスと見た目に楽しい「視認性」のある「物語の付随した」グラスの2点についてお話しましたが、ビールとグラスの関係は絶対的なものではない例とその理由を次回お話したいと思います。