BJCP style guideline2015年版を読む 3 | ベルギービール通販の大月酒店が過去にfacebookに掲載したコラムをご紹介致します。

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BJCP style guideline2015年版を読む 4

第四回目は「スペシャリティビールについて」です。
たまに「スペシャルティビール」という言葉を聞くことがあるかもしれません。 専門店のメニューに書いてあることもあるでしょう。 では、「何がどうスペシャルなのか?」 BJCPでいうところのスペシャルティビールについて考えてみたいと思います。BJCPでいうところのスペシャルティビールについてなので、一般的に認識されているものと違う可能性があることにご注意ください。

では、本文を引用します。

INTRODUCTION TO SPECIALTY-TYPE BEER
Specialty-Type Beer is a broad term used to refer to the styles described in Categories 28 through 34. They are different from what we call Classic Styles that are represented by Categories 1 through 27. The Classic Styles stand alone and can be fully described in a standard BJCP style description. Specialty-Type Beers involve some form of transformation of either a Classic Style or another base beer, either though adding additional ingredients, or handling the beer differently using an alternative process. The Specialty-Type Beer style descriptions cannot completely describe a style on their own, as Classic Style write-ups do. Rather, the Specialty-Type Beer style descriptions discuss how the additional ingredient or process affects the base beer style.
This introduction section is assumed to be part of every Specialty-Type Beer style. It describes in general how to enter and judge a Specialty-Type Beer. Specific instructions for a style will be contained within the individual guidelines.
In general, when submitting a Specialty-Type Beer with a food-type ingredient, keep in mind that we use the culinary definition of ingredients rather than the botanical definition of ingredients. Look for the detailed lists of ingredients in the style category descriptions rather than making an assumption

スペシャルティタイプのビールに関する導入
スペシャルティタイプのビールはカテゴリー28から34までに記述されたスタイルに関して使われる、幅の広い用語です。 これはカテゴリー1から27の「クラシックスタイル」と我々が呼んでいるものとは違います。 「クラシックスタイル」は単独で存在するもので、BJCPのスタイルに関する説明でしっかり述べられています。 スペシャルティタイプのビールにはクラシックスタイル、もしくはベースとなるほかのビールの変形、付加的原料の追加、もしくは醸造プロセスを違った形で使用するビールも含みます。 スペシャルティタイプのビールのスタイルは、クラシックスタイルのまとめ方のように、それ自身をベースに一つのスタイルを完璧には書き表すことが出来ません。 むしろ、スペシャルティタイプのビールのスタイルを説明する場合には付加的に使用された原料や醸造過程がベースとなるビアスタイルにどのような影響を与えているかが議論になります。
この導入部分は全てのスペシャルティタイプのビールの重要な部分であると思われます。 これは一般的にスペシャルティタイプのビールを出品および審査する方法を示しています。 スタイルに関する細かい指示は個別のガイドラインの中に含まれています。
一般的に、食べ物タイプの原料を含むスペシャルティタイプのビールを提示する時は、原料を植物で捉えるよりは料理のとして捉えて使用することに注意しましょう。 仮定するよりはスタイルカテゴリーの記述にある原料の詳細なリストに当たってください。

まず、一点確認です。 BJCPは自家醸造家の為、品評会の為にビールを便宜上幾つかに分類してみたというものです。 過去の歴史をまとめてみたものであり、作り手はこれに従う必要は全くありません。 自由な発想でビールを作れば良いわけです。
その自由な発想で作ったビールを品評会に出品しようと思った場合、どうしてもぴったりのカテゴリーがないということもあります。 比重や色味、原料などの問題で出品出来なかったりするのです。 そこで憶えて頂きたいのは、スペシャルティタイプのビールはどのカテゴリーにもそのまま当てはまらない、ざっくり言えば「その他」に当たるものであるということです。下図の余白の部分がそれに当たります。



「その他」は本当にそのままの意味で使ってしまうと収集が付かなくなってしまいます。 それでは審査が出来ませんので、「ベースとなるクラシックスタイルを明示してどう変化しているのか」を表したり、「追加で使った原料」などで違いを明確にしなくてはなりません。 BJCPは品評会のガイドとして作られているので、どの流れにあるのか、どういう延長線上にあるのかを明確にすることで審査を可能にしようという考え方です。 単に「面白い」とか「突拍子も無い」ことを評価するのではありません。

例えば、ハニービールを考えて見ましょう。 ハニービール(蜂蜜を一部使用したビール)をスペシャリティビールに分類しているサイトや本を見ることがあります。 BJCPにはハニービールの単独カテゴリーが存在しないので、BJCPを基準とする品評会に出品する際はスペシャリティビールのカテゴリーに出すことになるでしょう。 しかし、その際「ベルジャンブロンドエールをベースに、一部蜂蜜を使用したビール」というような形で明記していなくてはなりません。 品評会への出品が念頭にある為、単に「ハニービールです」ではダメなのです。勿論、個人的に楽しむ場合はこの限りではありません。 この違いは非常に大事だと思います。

ベースとなるクラシックスタイルを分かった上で審査せねばならないのでとても大変なのですが、まだ名前の付かない、正に新しいビールがここに出品されることになります。 非常にエキサイティングな部門と言えるでしょう。
続く

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