BJCP style guideline2015年版を読む 1 | ベルギービール通販の大月酒店が過去にfacebookに掲載したコラムをご紹介致します。

MENU

大月酒店 TOP
店主ご挨拶

初めての方はご一読下さい

取扱いベルギービール一覧

弊店取扱い商品一覧です。
近々に消費税の増税が喧伝されておりますので表示価格は税抜きとさせて頂いております。何卒の御了承をお願い致します。

カートを見る

カートに入れた商品をご覧頂けます

注文方法

御注文に際し、ご一読下さい

返品・交換について

御注文に際し、ご一読下さい

ベルギービールコラム

過去に掲載したコラム

アクセス 大月酒店
facebook
Facebookページも宣伝

〒 564-0001
大阪府 吹田市 岸部北 5-10-35

未成年者の飲酒は法律で禁止されています。アルコール飲料、酒類のご注文は、ご注文時満年齢で20歳未満のお客様はお受けできません。

BJCP style guideline2015年版を読む 2

第二回目の今回は「スタイルとカテゴリー」についてです。
本題に入る前に前回のお話を振り返り、前提を確認しておきましょう。

「前回から7年経って新しいバージョンが出来ました。その間、ビールシーンは激しく移り変わっていて、現在進行形でそれは続いています。序文の最初にある通り、世界中に広がるビールのスタイルを網羅し、過去と現在の繋がりを明らかにすることも目的の一つとして掲げられています。 最初の段落の最後にある通り、BJCPは「ビール品評会での審査員の為のガイド」として作られたものでもあります。審査の為の基準であって、ビールそのものの自由を束縛するものではありません。」

前回の最後の部分で上記のようにご説明致しました。ビールは自由な存在であり、BJCP Style Guidelineはその分類をしていますが、ビール自体を束縛するものではありません。BJCPに合わないからと言って良いビールでない、ということもありません。 品評会という競争の場における人為的な区別の基準であって時代と共にそれも移り変わります。唯一無二の絶対的指標となる聖書のような存在ではないのです。この前提をちゃんと知っておいてください。

では、「スタイルとカテゴリー」について見ていきましょう。

Styles and Categories
The BJCP Style Guidelines use some specific terms with specialized meaning: Category, Subcategory, and Style. When thinking of beer, mead and cider styles, the subcategory is the most important label – subcategory means essentially the same thing as style and identifies the major characteristic of one type of beer, mead or cider. Each style has a well-defined description, which is the basic tool used during judging. When specialty beer descriptions refer to a Classic Style, we mean a named style (subcategory name) in the BJCP Style Guidelines; see the Introduction to Specialty-Type Beer section for more information.
The larger categories are arbitrary groupings of beer, mead, or cider styles, usually with similar characteristics but some subcategories are not necessarily related to others within the same category. The purpose of the structure within the BJCP Style Guidelines is to group styles of beer, mead and cider to facilitate judging during competitions; do not attempt to derive additional meaning from these groupings. No historical or geographic association is implied.
Competitions may create their own award categories that are distinct from the style categories listed in these guidelines. There is no requirement that competitions use style categories as award categories!Individual styles can be grouped in any fashion to create desired award categories in competition, for instance to balance out the number of entries in each award category.
While style categories are more useful for judging purposes since they group beers with similar perceptual characteristics, we recognize this may not be the best way to learn about beer styles. For educational purposes, the styles may be grouped into style families so they may be compared and contrasted. Beers may also be grouped by country of origin to better understand the history of beer in a country, or to learn about a local market. Any of these groupings is perfectly acceptable; the styles have only been grouped as they are to facilitate competition judging. See Appendix A for alternative groupings of styles.

スタイルとカテゴリー
BJCPスタイルガイドラインではカテゴリー、サブカテゴリー、スタイルという特別な意味を持つ専門用語を使用しています。ビール、ミード(蜂蜜で作られる醸造酒)、サイダー(リンゴの醸造酒)のスタイルについて考える場合、サブカテゴリーが最も重要です。 サブカテゴリーとはスタイルと同じようなものを意味し、ビール、ミード、サイダーのある一つのタイプが持つ主要な特徴を識別します。 それぞれのスタイルはちゃんと定義された記述を持ち、品評の際に用いられる基本的なツールになります。スペシャリティビールの記述がクラシックなスタイルについて言及した場合、BJCPスタイルガイドラインに載っている名前の付いたスタイル(サブカテゴリー)を指しています。 つまり、更に詳しい情報を得る為スペシャリティタイプビールの導入部を見る事になります。
大きいカテゴリーはビール、ミード、サイダーのスタイルを任意にグループ分けしたもので、通常似た特徴を持つけれど、同じカテゴリーに含まれる他のものと必ずしも関係ないサブカテゴリーも含まれたりしています。 BJCPの構造の目的は品評会の審査がより円滑になるように、ビール、ミード、サイダーのスタイルをグループ分けすることです。このグループ分けから余計な意味引き出そうとしてはいけません。歴史的関連性、地理的関連性は一切含意されません。
品評会はBJCPスタイルガイドラインに載っているスタルカテゴリーとはかけ離れたカテゴリーを独自に作っても構いません。BJCPのスタイルカテゴリーを審査のカテゴリーに使用するように求めることは一切ないのです。 審査に必要なカテゴリーを作る為に個々のスタイルがどんなやり方でグループ分けされても構いません。例えば、それぞれの品評カテゴリーで出品アイテム数のバランスを取るためでも。
長く続く似たような特徴でビールをグループ分けしているのでスタイルカテゴリーは審査の目的達成の近道になる一方で、ビアスタイルについて学ぶ最高の方法にはならないかもしれないと考えています。 教育目的であれば、スタイルのファミリーに分類されるかもしれません。そうすれば、比較や対比が可能です。とある国のビールの歴史、もしくはローカルなマーケットについてよりよく理解する為にはビールは出自となる国によって分類されるかもしれません。 どんな分類であっても問題なく許容されます。スタイルとは品評会の審査を円滑にするべくグループ分けされただけなのです。代替となるスタイルの分類Aについては付録を見て下さい。※

※「代替となるスタイルの分類Aについては付録を見て下さい。」はBJCP2015の77ページを参照。

最近雑誌やwebなどでクラフトビールが取り上げられることも増えました。ビアパブで飲む方も多いと思います。記事やメニューで「ビアスタイル」という言葉をよく見ると思いますが、BJCPで言うところのスタイルとは「品評する為の共通フィールドとしてとりあえず決めた枠組み」くらいに考えた方が良いです。 唯一無二の絶対的な存在ではありません。例えば、「ベルジャンウィット」だからといってホップが効いていてはいけないわけではないし、度数が高くても構わないのです。時代も人間の嗜好も変わっていきます。作り手には自由に作る権利がありますし、その発想力によって新たなビールが生まれるのです。
この部分は非常に大事なところなのですが、概念的に書いてあるので少々分りにくいと思います。次回、この部分について具体例を交えて詳しくご紹介致します。 続く

BJCP2015年版pdfの原文はこちら»