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知っておくと為になるビール用語 1

IBU」・「トラピスト

国産・輸入を問わず、数多くのクラフトビールが飲めるようになった今だからこそ、改めてその用語や製法などを理解し、より楽しいビールライフの一助となれば幸いです。

まず第一回目は「IBU」についてです。
IBUとは”International Bitterness Unit”の略で、国際苦味単位と日本語では訳されます。ホップ由来のイソフムロンの含有量を計測したもので、一般的に苦味の強さの指標とされています。 IBUが高いほど苦いということになるので、多くの本やビールのスペックに表記されています。これがあると確かにビールを選ぶ際のヒントになるとは思います。計算式については画像をご覧下さい。
wikipedia 国際苦味単位
大事なことは「計測した値であって、感覚的に感じる苦味の強さとは一致しない」ということです。同じIBU30であっても、スタイルや温度などの条件によっても全く感じ方が違います。 IBUだけでビールを選ぶとイメージと違ってしまうことも多々あると思います。人間は「アルコール度数の高いものを甘く感じ易い」。また、「甘みの強いビールではIBUが高くてもその甘みと相殺されて苦味が感じ難い」のです。 バーレーワインでIBU100であっても、度数が高く甘みが強いのでそれほど苦くなく、逆にIPAでIBU50であっても、しっかり苦いのです。
例えば、ratebeerにIBUの高いビールの一覧があります。ミッケラーでIBU1000のものがありますが、官能評価上IBU50のものの20倍苦く感じません。つまり、IBUは個人の感じ方とは全く違った客観的指標なので、 あまり当てにはならないと考えるべきかもしれません。 (IBU20000というものがあるそうですが、それはそれで気になります。)
では、「苦いビールをお店で頼みたい」時はどうしたら良いのでしょうか?恐らく一番良い方法は「ビールに詳しいお店のスタッフの方に”×××が苦くて好きなのですが、そういうものはありますか?”と尋ねること」でしょう。 自分が飲んで気に入った銘柄を幾つか覚えておき、それを共通言語にして相談するのが一番良いと思います。お店からの思いがけない提案で感動するビールに出会えるかもしれません。



次は「トラピスト」です。
ベルギービールでは有名な「トラピスト」という言葉ですが、これは一体何なのでしょうか?ビアスタイルの名称として使われることも多いのですが、実際は様々なタイプのビールがトラピストと呼ばれており、 何を持って「トラピスト」なのか非常に分かり難いと思います。よく「ベルギーに6か所、オランダに1か所のトラピストがある」と言われますが、それも正しくありません。順を追ってご説明致します。
国際トラピスト会修道士協会(International Trappist Association) というシトー派の団体があります。ここには18か所の修道院が加盟しており、世界各地にその加盟修道院があります。 (実はアメリカにも1つあります。)その厳しい戒律を守りながら神に祈りを捧げている、非常に禁欲的で敬虔な人たちの集まりです。各修道院は施設の修繕や修道院の運営等を目的に様々な商品を作っています。 儲けることが目的では無いので、無闇に規模を拡大したりしません。ビールもその商品群の一つに過ぎないのです。チーズやジャム、リキュールや石鹸など多岐に渡ります。 加盟している修道院の製品には”authentic trappist product”という六角形のトレードマークを付けることが出来、その製品の出自が保障されるというわけです。
つまり、語弊を恐れずに言うのであれば、「加盟している修道院が何を作っても”トラピスト”認証を受ける」のです。これではビアスタイルにはなりません。 ビールに対して使われるトラピストという言葉は「どのような人が作ったか」を教えてくれるだけなのです。シメイ、オルヴァル、ロシュフォールの味や香りに共通性は見られなくて当然です。 因みに、加盟修道院の数はベルギーが一番多く、ビールを作っていないところが5か所もあります。
ビールに関して言うと、「ベルギーに6か所、オランダに1か所トラピストがある」とよく言われますが、それは古い情報です。2012年までに新たに2つ、そして2014年に1つの修道院でビールが売り出されるようになりました。 フランスのモンデカとオーストリアのエンゲルスツェル、そしてオランダのズンデルトです。フランスのモンデカは間違いなくトラピスト修道院で、シメイで作られたビールを詰めて販売しておりますが、そのビールには六角形の認証マークがついていません。 しかし、表ラベルには”biere trappiste”という表記があります。非常に微妙な点ですが、自前の醸造ではないのでマークが付けられないそうです。中身は真正トラピストのシメイの醸造したビールであり、修道院自体も正式な加盟者ですが、 ただ認証マークがないという状況です。後者2軒は既に自家醸造しています。「ベルギーに6か所、オランダに2か所、オーストリアに1か所が既に存在し、見込みの修道院がフランスにも1か所ある」というのが正しい表現になるかと思います。