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アメリカンクラフトビールの成長と現在 5

クラフトビールシーンが現在大いに盛り上がっています。特にアメリカの伸長が目覚ましく、数字がそれを証明しています。今回は「クラフトビールの成長と現在」をテーマに、数回に分けてお送り致します。



前回はクラフトブルワリーのグローバル展開を見て参りました。今回は別の動きを見ていきたいと思います。 今回取り上げるのはDOGFISH HEADという醸造所です。 醸造所のHPはこちら
DOGFISH HEADは非常に評価の高い醸造所で、写真のランドルを開発したことでも有名です。 同醸造所の代表・Sam Calagione氏がインタビューに答えている記事をご紹介致します。以下、ざっくりではありますが、要約です。 出典はこちら bonappetit 2014/08/12

「今、クラフトビール戦国時代に突入しようとしています。血で血を洗う世界です。」 Calagione氏曰く、「アメリカ国内では3000を超す醸造所が稼働しており、昨年は17.2%も伸びました。幾つかの醸造所では第二工場建設の話も出ています。 新しい方向性を志向しているシーンですが、大分その道は混みあってきました。」
消費者にとって現在のシーンは困りものです。日々新しいものが発売され、選択肢が増えすぎて追いつきません。
以前はそうではありませんでしたが、今日においては「品質」は最早唯一の差別化するポイントにはなりません。そこでデザインのリニューアルが行われます。ビール自体に加えて、ビジュアルが消費者の体験ともなるからです。 今まで素通りしていて人が振り返ってくれるきっかけになります。
また、全く新しい原料をフィーチャーしたビールを発売する人もいます。コンセプチュアルなビールです。これも消費者に新しい経験を提供する方法です。
現在のシーンは非常に活発です。とはいえ、Calagione氏はこう答えます。「昨年15~16%伸びたが、我々は既に一番伸びている部類の醸造所ではありません。今はビールの周りにある世界に目を向けています。」

品質が著しく向上し、レベルの高いものが広く流通しつつある状況では「品質」だけでは差別化が出来なくなってきたようです。 「高品質である」ということが常に担保されたとすれば、次に行うべき施策は?という流れの記事です。

記事の最後の方にあるCalagione氏の言葉を全文引用します。
Calagione has applied the brewery’s nonconformist, do-gooder philosophy to far-reaching endeavors like the Dogfish Inn, Dogfish-brand food, and a music label, which this fall will release a Guided By Voices record. This is not to infer that Dogfish Head is turning its attention away from alcohol. “The beer side will always be the heart of our business,” he says, “but our halo will protect us.”
カラジオーネ氏は醸造所の「迎合しない・正しく行動する」という哲学をもっと広めるべく、Dogfish Inn、Dogfishブランドの食品事業、音楽レーベルを立ち上げ、レーベルではこの秋に"Guided By Voices"というグループのレコードをリリース予定です。 これはDogfish Headがアルコール事業から意識が離れていっているということを表すのではありません。「ビール事業は今後も常に我々の中心でありますが、周辺が我々を守ってくれることでしょう。」

引用にある "Dogfish Inn"は同醸造所が最近始めたホテルです。 そこではDogfish headのビールだけでなく、ペアリングも考慮されたスペシャルフードも提供されるとのことです。 ビール事業を中心に据え、その周辺領域であるレジャー・食品・音楽へとDogfish headは拡大しようとしています。 今後の動きはまだ見えてきませんが、Calagione氏は「ビールを起点とした総合レジャー産業」の方向へと向かっているように思われます。
クラフトビール産業は凄まじい勢いで伸びており、クラフトブルワリーのグローバル展開が既に始まっています。そして、Calagione氏のように、ビールだけに留まらず更に周辺も巻き込もうとする人も現れました。 ビールは既にビール単体の存在では無くなったのかもしれません。クラフトビールはこれからどこに向かうのでしょうか?

終わり。