農産物としてのビール 11 | ベルギービール通販の大月酒店が過去にfacebookに掲載したコラムをご紹介致します。

MENU

大月酒店 TOP
店主ご挨拶

初めての方はご一読下さい

取扱いベルギービール一覧

弊店取扱い商品一覧です。
近々に消費税の増税が喧伝されておりますので表示価格は税抜きとさせて頂いております。何卒の御了承をお願い致します。

カートを見る

カートに入れた商品をご覧頂けます

注文方法

御注文に際し、ご一読下さい

返品・交換について

御注文に際し、ご一読下さい

ベルギービールコラム

過去に掲載したコラム

アクセス 大月酒店
facebook
Facebookページも宣伝

〒 564-0001
大阪府 吹田市 岸部北 5-10-35

未成年者の飲酒は法律で禁止されています。アルコール飲料、酒類のご注文は、ご注文時満年齢で20歳未満のお客様はお受けできません。

農産物としてのビール 11

クラフトビールが世界的に流行し、日本もその例外ではありません。ビールは「ホップ・モルト・酵母・水」の4つから作られますが、全て元々は自然のものです。 ビールとは自然の恩恵そのものですが、今まで日本では農作物としてのビールがそれほど語られて来なかったように思われます。そこで、今回から「農産物としてのビール」を特集したいと思います。

今回は「水編」の最終回をお送り致します。今回も「軟水・硬水」についてです。 前回は硬水で仕込んでいるバスペールエールをご紹介しました。今回は軟水の場合を見てみましょう。
大手のラガーはよくピルスナーと呼ばれていますが、その「ピルスナー」という言葉はピルゼンという地名に由来します。そこは欧州の中でも珍しく軟水の地域でした。 その当時ビールと言えば色味が濃かったり、濁っていたそうです。この軟水のお蔭で黄金色に澄み、風味豊かなラガービールが生まれました。1842年に元祖として生まれたのがかの有名な「ピルスナーウルケル」です。 色味、味わいが非常に有名になり、世界中でそれを模して作られるようになったわけです。醸造家の創造性や技術ももちろんありますが、ピルゼンの水が大きな役割を果たしているのであり、自然の賜物でもあるわけです。

・・・というのがよくある説明です。その始まりについては、醸造家が元々色の濃いダークラガーを作るつもりだったのが偶然にも淡色のビールが出来上がった・・・と言われているようです。 しかし、それは本当でしょうか?使用するモルトの色およびその配合で出来上がったビールの色味は大方決まりますから、色に関しては「偶然」では無いような気が・・・ ま、何はともあれこういう逸話が生まれるほどピルスナーは美味しいですし、人気もあるわけです。その元祖は偉大なものだと思います。

蛇足ですが、ピルスナーが世界的に人気になったお蔭で色々と問題があります。アンハイザーブッシュインベブは世界で一番大きなビール会社で、Budweiser(バドワイザー)を作っています。元々Budweiserはチェコのピルスナータイプのビールです。味わいは全く異なりますが、その商標を使用していたわけです。 世界で一番消費されているビールの名前ですから時と共に本来のチェコのものと認識されなくなってきてしまいました。そこで、その商標を巡って訴訟が行われています。その歴史は1907年にまで遡るそうで、まだまだ続きそうな状況です。ピルスナーに関する何とも面白いエピソードです。
日経新聞 2013/10/9 インベブ、イタリアで敗訴

おわり