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農産物としてのビール 1

クラフトビールが世界的に流行し、日本もその例外ではありません。ビールは「ホップ・モルト・酵母・水」の4つから作られますが、全て元々は自然のものです。 ビールとは自然の恩恵そのものですが、今まで日本では農作物としてのビールがそれほど語られて来なかったように思われます。そこで、今回から「農産物としてのビール」を特集したいと思います。

第一回は"ホップ"についてです。
ホップとは学名"Humulus Lupulus"というアサ科のつる性多年草です。日本でも北海道の一部に自生するそうです。秋に枯れてしまいますが、多年草なので根(地下茎)が生きていればまた翌年も生えてきます。 オス・メスに分かれている植物で、ビールに使われる毬花をつけるのは雌株です。つるがとてもよく伸び、通常7~8m、時には10mに達することもあります。こんな写真を見た事のある方も多いのではないでしょうか。


ホップは北半球の穏やかな気候の場所に元々は自生していて、西ヨーロッパ、アジア、北米の一部で発見されています。とはいえ、ビール人気のお蔭で今では世界中で栽培されるようになりました。 商業生産のホップは一般的に北緯・南緯30〜50度の地域で栽培されますが、土壌を選ぶというよりは生産者の能力の方が大事とされているようです。一本のホップから乾燥時200〜900gのホップが収穫できます。

さて、ホップはどのように育てるのでしょうか?種は?植える時期は?ビールの原料として知られていますが、こういうことはあまり知られていないと思います。簡単にですが、順を追ってご紹介致します。
1.ホップの植え方
実はインターネット通販でホップを購入し、自宅で栽培することが出来ます。園芸ショップの通販では種や苗などが売られていますので、興味のある方は調べてみてください。ホップの地下茎の一部を切り取り、植えても生えてきます。プランターに種を植えて育てることも、挿し木して育てることも可能です。 非常に生命力が強い植物なのです。ただ、種の場合はオス・メスが種の段階では分らないので、ホップの収穫が出来ない可能性もあります。ご注意ください。

ホップの葉
地下茎の"hop rhizomes"でネット検索してみて下さい。色々な画像が見られます。

2.植えてから収穫までの流れ
霜に気を付けながら初春(3月くらい)に種や苗を植えます。水をやり、芽が生えて数十cmまで育ったら支柱を立ててあげます。日に当ててあげるとぐんぐん育ちますので、日当たりの良い場所に置きましょう。 最近では日除けのグリーンカーテンとして栽培する方も多いそうで、高さはかなりのものになります。 商業的に育てている海外の大規模な畑では7〜8mにもなるそうです。ホップが毬花をつけるまでに最低120日は必要と言われていて、通常8月半ば〜9月半ばに収穫出来ます。 ホップにはよく虫がつきますので、気を付けましょう。また、病気にもかかりますので育てている間はこまめに面倒を見てやる必要があります。

3.収穫の仕方
最近ホップ摘み体験が出来るイベントもあるようですが、手摘みの場合は写真のように摘み取ります。大規模な畑ではリンク先の動画のように収穫するそうです。動画はイギリスのホップ畑を映したものです。

ホップ収穫の動画はこちらからどうぞ » 

ホップの毬花を割ると、中に黄色い部分があります。ここにルプリンという成分が入っています。このルプリンにはビールに苦味を与える樹脂や香りの成分が含まれています。ホップを麦汁に入れて成分を移し、ビールにあの苦みや香りが生まれるわけです。


とれたてのホップを生のまま使うこともありますが、現在はビールを世界中で一年中醸造しているので、年に一度しか収穫出来なくてもいつでも使えるようにしなくてはなりません。貯蔵性を高めねばならないのです。畑で取れたホップはその後加工され、ビール醸造に使われることとなります。 次回はホップの加工についてご紹介致します。

続く。